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共通テスト本番で大事な”切り替える力”の話し(『ONE』メルマガ1月配信内容を一部改変)

今回は共通テスト本番で大事な”切り替える力”について話します。

 

題材は共通テストですが、この”切り替える力”は医学部受験に限らず、医学部入学後の試験や国家試験、そしてその先の実臨床でも役立つとても汎用性の高いものです。

 

今回の話を参考にして、あなたが成功を掴み取っていただけると嬉しいです。

 

まずは僕の体験談を話しましょう。

それは医学部受験3回目試験2日目のことでした。

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この年の僕はセンター試験で775/900あたりを狙って目標点数を組んでおり、数学では最低160/200は欲しいという計算をしていました。

 

3回目の受験ということもあり、その年の判定は非常に良く、志望校も早めに絞っていたために実力を出せれば合格するだろうという読み。

 

受験開始時から医学部受験は3回と自分の中で決めており、

この実力でも無理だったら医学部受験からは足を洗おう

そんな風に考えていました。

 

文字通り、満を持して臨んだ人生最後のセンター試験です。

 

1日目の文系科目の感触は自己採点はしていないものの悪くなく、あとは2日目を凌ぎきれればという戦況になりました。

 

そんな状態で始まった2日目。数学ⅠAから始まったんですが、、、

 

まずいつもできているはずの1問目が完答できない。

「幸先悪いな」と、じんわりと嫌な予感がしましたが押し殺しました。

 

まあこんなこともあるだろう、という風に考えて次の問題へ。

しかし、得意だったはずの次の2問目も完答できない。

いつもはほぼ確実に完答できている二次関数の分野です。

そして3問目も、そして4問目も。完答できない。

 

と、気づけば試験開始30分経過していても完答できた問題が1つもないという状態でした。

 

これだと良くて120/200程度。

国立医学部に絞っていた自分としては、合格が絶望的になるには十分な点数です。

 

その時に考えたことは

「これで俺の医学部挑戦も終わりか。3年半頑張ってこんな終わり方か、、。」

でした。試験中泣きそうになったのを覚えています。

 

しかし、そこでスッと考えを切り替えました。

「自分がこんなにできないなら他の人もできていないはず。今できる最大限のことをしよう。」

この考えにシフトし冷静さを取り戻したおかげか、さっきまでどん詰まりに見えた問題に解決の糸口がいくつも見えるようになりました。

そして試験終了。

推定70-80点台前半の点数は読めて、なんとか形は作れたかなという出来でした。

「よし、ⅡBと理科科目で取り戻そう」

完全に頭を切り替えて数学ⅡBに臨みます。

 

しかし!!

 

ここでⅡBでもまさかのⅠAと同じ事態に陥ります。

試験開始30分経過していても完答できた問題が1つもない。

 

この時ばかりはさすがに終わったと思いました。

ⅠAも満足に撮れていない状況でⅡBも50/100点だとすればかなり厳しい。

またもや「これで俺の医学部挑戦も終わりか。こんな終わり方か、、。」モードです。

 

しかししかし!

 

ここで先ほどの頭の切り替えを思いだし

同じように「今できる最大限のことをしよう。」と自分に言い聞かせてみました。

 

すると、大波だった脳内にスッと凪が訪れたように冷静になれました。

あとは先ほどと同じです。

スタックしていた問題の中に解決の糸口がいくつも見え、最終的にはなんとか形になったかなというところまでは仕上げることができました。

 

ここまでで150/200は固いかな、という感触。

自分の計画でいうと、最低限の許容範囲には入っています。

「ヤバい局面を乗り切ったぞ!」という気持ちでした。

 

次の理科はそんな自分に神様がご褒美をくれたかのように

ほぼ全問自身をもって解答することができ、ふたを開けてみれば

国語200/200

英語185/200

社会75/100

数学160/200

理科185/200

合計805/900点という自分の中でも過去最高の点数を取れていました。

 

自己採点の後、あの時数学で諦めなくて良かったと心から思いました。

そして、スムーズに二次試験へ接続でき、合格したという次第です。

 

この話を通して、皆さんに伝えたいのは

『今できる最大限のことをしよう。』

ということです。

 

共通テストほど大きなテストで、しかも医学部受験というプレッシャーの中だと、必ず1つは壁にぶつかります。一種のパニックに近いような状態ですよね。

 

その時に絶望して匙を投げるか、それとも『今できる最大限のことをしよう。』と頭を切り替え、冷静に問題と向き合えるか。

 

同じ実力があっても、合格者と不合格者の違いはそんな些細なところにある気がします。

 

 

そして、そのように対処できるようになることが、医学部受験やその先の試練で必ず役立ちます。

 

皆さんも本番で

「やばい、解けない」

「もうだめかもしれない」

という壁にぶつかった時は僕のこの話を思い出してください。

 

不思議なくらいにスッと頭が切り替わり、

自ずとやるべきことが見えてくるはずです。

 

思えば、自分が中卒の作業員から医学部を目指し始めた時も

「高校すら行っていないような自分には今から医者になることなんか到底不可能だ」

という考えから

「逆に自分みたいな経歴で医者になったら面白いんじゃないか」

という考えに切り替えられたからこそ

医学部受験という大きな壁に挑戦できたように思います。

 

”切り替える力”

 

そのパワーは偉大です。

 

以上、今回は共通テスト本番で大事な”切り替える力”について話をしました。

受験生の皆さんの健闘を祈っています。

 

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