地方国立医学部、
特にいわゆる”田舎”と言われる土地にある医学部生の7割ぐらいは車を持っている。
大学生にしては驚異の所有率だと思うが、
主な理由としては
・「国立行ってくれて学費が安いので浮いた分買ってやるか」という親心
・田舎は駐車場代が非常に安いので持ちやすい
・医学生などの親はある程度の所得があることが多い(下記リンク参照)
東大生の親の年収「1000万円以上」が40%超、世帯収入が高い家庭出身の学生が多い理由 | from AERAdot. | ダイヤモンド・オンライン
といったところだろうか。
親が代わりに車を買ってくれない学生もやはりなんとかして持とうとする。
てか持ってないと生活できない、というのが実情である。
これから地方医学部に入学する皆さんは注意されたし。
6年間車なしはキツイ。ほぼ無理。
自分も地方(田舎)の国立医学部出身なので、
このあたりの事情には肌感覚を持っているにで紹介する。
医学生の車事情
まず入学すると5月ぐらいには”自動車学校”というワードが聞こえてくる。
そして早い学生だと、だいたい1年の夏休みには車を持つ。
こうした恵まれたほんの一部の学生は一躍時の人となり、多くのまだ車を持っていない同期の羨望の的となる。朝車で通学が可能になり、放課後はドライブして夜景を見に行ったり、少し遠出をして買い物に行ったりできるので、特にほんの数ヶ月前まで高校生やむさ苦しい浪人生であった医学生にとっては喜びもひとしおだろう。
所有のボリュームゾーンは大学1年冬〜大学2年。
このへんで続々と車の所有率が増え、大学2年の終わりには50%あたりまで近づいてくる。その後5.6年の高学年にかけて70%前後まで増えていくイメージである。
気になる車種は、意外にも高級車が特段多いわけではなく様々。
しかし、そこはさすが医学生。軽は圧倒的に少ない。
そしてフォルクスワーゲンやたまにアウディ、BMW、ベンツなどに乗っている明らかに20歳前後の学生も見かけるのもまたさすがである。
医学生の親はやっぱり医者の比率が高く、特に開業医などは合格祝いと節税対策も兼ねて高級車をプレゼントするのは医学部の中では全く珍しい話ではないのだ。
最後に
当然だが初期研修病院を選ぶ際にも車の有無も考慮しておいたほうがいいということは覚えておいてほしい。大都会の病院勤務に車は不要であるばかりか、むしろ駐車場代を相当食われて邪魔だし、逆に僻地の病院などは給料は高いところは多いが、せっかく稼いでも車がなくては休みの日にどこも行けないなんてことになりかねない。
これから初期研修をされる先生方は注意されたし。
以上、今回は地方国立医学部生の車事情についてでした。