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ハイパー病院・ハイポ病院について

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医学部を卒業し医師国家試験を突破したら

国の指定を受けた研修病院や大学病院で初期研修を2年間実施しなければならない。

 

 

この初期研修では自分の将来の専門・働き方に関わらず

救急や麻酔科、精神科、小児科などを周り幅広い知識や手技を身につけ

医師としての素養を養うことを目的としている。

 

初期研修を実施する病院は基本的に自由で

全国どこでも自分の行きたいところの試験を受験し合格すればその場所で働ける。

 

若手医師は売り手市場であり全国どこでも働く選択ができる。

これは医師になるメリットの一つだと思う。

 

初期研修に話を戻す。

この初期研修先にも死ぬほど忙しい病院(=ハイパー病院)から

ほとんど1日研修医ルームで過ごせるような病院(=ハイポ病院)とある。

 

もちろんこれも医学生が自由に選択できるが

一般的に内科や救急科、消化器外科などのメジャー外科を将来志望している学生はハイパー病院を希望する傾向にあり

精神科や皮膚科などのマイナー科、自由診療(美容やAGA)、その他ビジネスを睨む学生はハイポ病院を希望する傾向がある。

 

一昔前はハイパー病院志望が多かったらしいが

最近はハイポ病院を希望する学生が増えてきている印象

 

時代の流れか。

 

フリーランス自由診療が徐々に浸透しており

医局に入り医局のために生きる滅私奉公的な考え方は

若手医師からは失われつつあるのか。

 

それはさておき

ハイパー病院で初期をするメリットとしては

  • 大量の症例を経験できるので診療科によっては3年目(初期研修終了後すぐ)から即戦力になる可能性が高い
  • バリバリの先輩医師や有名医師が在籍していることがあり大きな刺激を受けることができる 
  • 優秀な指導医、診療科が揃っている

など。

その分忙しすぎて自分の時間が取れない、病むなどのリスクは伴う。

 

 

一方、ハイポ病院のメリットは

比較的自分の時間が確保できる

これに尽きる。しかしこれがデカい。

 

将来の診療科が決まっていない人などは病院見学に行く余裕があったり

趣味に時間を使えたりとQOLの高い2年間の研修医生活が可能になる。

 

しかし、だいたい指導医に恵まれなかったり診療科が揃っていなかったりと言うデメリットがある。

 

大体医学部5年の終わりぐらいから本格的に初期研修先を決め始めるので

自分がどちらの対応に適しているのか

また、行きたい病院があればそこがハイパーなのかハイポなのかなどは早めに調べましょう。

 

将来やりたいことや自分の適性に合わせて選択することが大事。

 

ハイパーやハイポ具合を調査できるおすすめサイトは下記↓

※ちなみに薬剤の投与量系計算各種重症度スコアなども搭載されているので医師として働いてからもこのアプリはほぼ必携

医師なら登録時に招待コード「CF03C」をご入力で1500円分アマギフ貰えます。

アプリのインストールはこちらから
https://hoktojp.page.link/o8YZ

 

そして最終的にどちらを選択しても

与えられた環境をフル活用して自分のキャリア・人生に活かしましょう。

 

これが一番大事。

 

以上、ハイパー病院・ハイポ病院についてでした。